アールブリュット/交差する魂


打ち合わせ後、少し時間が空いていたので、時間的に厳しいかなあと思って
半ば諦めかけていた展示を観に行く事ができた。

場所は汐留。何年か前にレストラン内のオブジェを設置しに来た以来、ここをフラつく事が
なかったけれど、小学生の時に「未来の街」をテーマで図工の授業中にみんなが描いてた街
の世界がそこには広がっていた。直線嫌いなせいなんだと思うけど、ここを歩いていたら
どうゆうわけか吐き気がした。(私がエイジングするのが好きなのは直線嫌いから来てるのかな)

でミュージアムに到着。
アールブリュットってゆうのは、アウトサイダーアートとも言われている、社会に属していない
というか、簡単に言い過ぎると、社会の生活から離れている人が制作しているアートなんですが、
今まではそのジャンルを理解したくなかったし、正直、好きではなかった。
ただなんだか今回は行ってみたくって、そこに入ったトタン、もう、ものすごい衝撃を受けちゃった
わけです。

なんか黙って静かに眺めてるのが難しかった。周りの人たちはそうじゃないのか?
あまりにもすばらしすぎて、美しくて、みていて一緒に叫びたくなる様な感覚だった。

精神病院で生活している人や、知的障害を持った人、殺人を繰り返す人、、いろんな作者の作品
が並んでいた。
彼らにとっては生活の1部のようなものなのかもしれないし、つくったモノをどうしていきたい、
とかは多分、考えてなどいないと思う。ただとても純粋に、「自分」を言葉以外の表現で出していて、魂がぎゅっとつまっているみたいで、涙でてきました。悲しい涙ではないです。

というわけで、気づいたらはじめの体調は消えてました。

自分は社会の中で生きているし、こんな生活はしたことがないけど、それでも純粋に
ブオオオーーとからだの中が燃える様な、たまにある、自分のなかにいるくせに
外に出たがっているじぶんを大切に、もっと燃やしていかなきゃならないなと。

この展示をお知らせして下さったオーツさん、ありがとうございます!!!

「アールブリュット/交差する魂」への1件のフィードバック

  1. よかったです。今、汐留のそばで仕事をしていて通っていたのに、ずっと、いつでも見に行ける、と放っておいたら、会期末になっていて。
    見に行った人の感想は、それぞれに好みやら、おもいやら、拒否したくなるモノやら、いろいろでしたが、でも、アートという権威でないアートを
    発見した
    そんな思いでいたように思います。
    夏、本格的に暑くなってきました。ご自愛ください。

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